木の実幼稚園教育課程

 木の実幼稚園教育課程を次の通りに定め、次のような保育理念・保育目標のもとにキリスト教保育を実践しています。

    保育理念

「イエスは言われた。心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くしてあなたの神である主を愛しなさい。」                      〈マタイ22−37〉

 

  「私があなた方を愛したように、互いに愛し合いなさい。これが私の掟である」

〈ヨハネ15−12〉

 

 豊な自然の中で、神様の恵みと守りにより、生かされている喜びを感じながら、色々な人達とともに主体的に生活することで心の中に喜びを持ち、感謝することのできる保育を目指します。

 

    保育目標

@    神様や周囲の人達に愛され守られる体験の中で感謝し祈る生活をする。

A    自然の中で様々な体験をすることにより畏れや驚きを通して神様の存在に気づく。

B    感謝と喜びのうちに生活し、周りの人達に対する信頼感、思いやりの心をもつ。

C    自ら意欲を持ってかかわれるように遊びを中心とした様々な環境を整え、よく聞き、よく考え、工夫する生活をする。

D    異年齢の生活の中でそれぞれに与えられた力を充分に発揮し、お互いをかけがえのない存在として認め合う。

 

・保育運営

幼稚園要領に基づき健康・人間関係・環境・言葉・表現と聖書とする。

教育時数は週5日、25時間とする。

学年は4月1日から始まり、翌年3月31日に終わる。

学期を次のように定める。                                                     

                                         第1学期  4月 1日〜 8月  日

                                         第2学期  8月  日〜12月31日

                                         第3学期  1月 1日〜 3月31日

登園時間を次のように定める。

               送迎バス到着時間及び9時より

   降園時間は月曜から金曜まで午後2時。

休業を次のように定める。

  土曜日、日曜日、祝日、夏季休業(7月21日〜8月 日)

                  冬季休業(12月20日〜翌1月7日)・春季休業(3月24日〜4月7日)

      その他園長が必要に応じて定める日。

教職員組織を次のように定める。

園長(1名)教諭4名)事務職員(1名)運転手(1名)園医(3名)

その他必要に応じて補助教員をおく。

・入園について

入園の時期は毎学年の初め及び満3歳時は随時とする。但し欠員がある場合は随時許可する。

入園希望者は、所定の入園願書にて願い出て、園長の許可を受ける。

休園、又は退園させる者は理由を付して願い出て、園長の許可を受ける。所定の教育課程を修了した者には修了証書を授与する。

入園料、保育料を次のように定める。

          入園料       30,000

          保育料  3歳児  16,000

               4.5歳児  15,000円   

               満3歳児 18,000円  施設費 2000

 

    保育内容に関する事項

― 各学年の生活目標は ―

信頼(年少) 

年少時は社会生活の第1歩ということで人とのかかわりの基礎となる信頼関係が築けるように努めます。安心できる環境作りや人間関係、安定した気持ちで色々な活動に取り組めるよう配慮します。

喜び(年中)

年中時は信頼関係を基盤に人とのかかわりが広がり深められる事により集団生活を喜んで築くことができるよう配慮します。

感謝(年長)

年長時になると色々なことに対して感謝の気持ちを持ち「ありがとう」という心が育つような成長を支える保育をしたいと願っています。自ら気づき、自ら物事にかかわれるようになり、主体性を持って行動できる子どもを目指します。

礼拝

 幼稚園の生活全体をささえ、保育の基盤となっているのは神様への礼拝です。このことは幼稚園が創立以来ずっと大切にしてきたことです。子ども達は礼拝を通して、神様の存在を感じ、自分を振り返り、仲間に心をよせ、自然界の営みに気づいていきます。普段の礼拝は年齢毎に行ないますが、安息日(土曜日)の前日、金曜日に安息日礼拝として静かな気持ちで園児全員が参加し聖書の学びをします。また、月曜日も全員で集まり静かに礼拝のひとときを過ごします。

 そのほか毎日の食事の前や帰る前に、生活の折に触れて、みんなで心を合わせ祈るひとときがあります。これらのことを通し、一人一人が神様の愛の中に生かされていることに気づき、喜びのうちに心豊に育てられていくことを願っています。

安息日とは:神様がこの世界を6日間で作られ7日目にすべての業を終えて休まれたことを記念し、聖別された日に礼拝を守り安息日とする

縦割りクラス

異年齢集団の中で兄弟関係を重視しお互いに助け合い、生活することにより思いやりや感謝の気持ちを育てます。年上の行動を憧れの目で見ることにより自分自身もより良くなろうという意識を継続的に育てていきます。年下の子を面倒みようという意識を持って接することにより思いやりの心が身につきます。このクラスを家族的な雰囲気を大切にするためにファミリーと呼んでいます。

教師のローテーション

 ファミリーの担任は1週間ごとにローテーションを組んで交代します。教師全員が全園児を担任することにより多面的なかかわりをもつことができます。教師の個性を押し付けることなくよりグローバルなかかわりができます。その中においても一人一人を受け入れ安定できる人間関係作りに努力します。

コーナー遊び

 園舎全体が遊びのコーナーに分れています。園児達は自分の好きなコーナーを選んで遊びます。自ら遊びを選択する事により目的を持って登園できるようになり、集中して遊びに取り組みます。集中して遊び込むことがやがては自信につながります。自信を持つと子ども達の遊びはどんどん広がり意欲的に遊びに取り組みます。各コーナーでは担当の教師とかかわりながら遊びこみます。主なコーナーとして工作コーナー、絵画コーナー、ブロックコーナー、クッキーコーナー、図書コーナー、園庭コーナー、木工コーナー、ツリーハウスなどがあります。そのほか季節に合ったコーナー遊びを設置することもあります。

お弁当について

 1週間に3回お弁当を母親の愛情表現の1つとして取り入れています。子どもが生まれてから成人するまでの20年間の中でお弁当を持っていくのは幼稚園時代のたった3年間だけ。後は給食など他人の手により作られたものがほとんどです。たった3年間でもお弁当を通してお母さんの愛情を感じ取ります。子どもが本能的に親を一番必要とする乳幼児期に親の手をかけ、充分な愛情を注ぐことが大切です。子ども達はお母さんの作ってくれたお弁当が大好きです。その他、毎週木曜日は各自が白米弁当を持ちよります。(17年度より)園の畑で取れた野菜や散歩して野草・山菜などを収穫し子ども達と教師でおかずを作ります。自分たちで野草や山菜を探す事により食べられるものや食べられないもの、料理方法などを学ぶ事ができます。このような共同活動を通して、自然に感謝し食への感心を高め好き嫌いのない子どもに育ちます。金曜日はパン給食を取り入れています。

自然体験

@野外研修施設として遊びの森キャンプ場(約18,900uの混合林)があります。幼稚園から徒歩10分程度歩くと粕川町周辺で残り少なくなった里山の中にあります。谷渡りターザンやモンキーブリッジなど子どもの冒険意欲をそそる手作り遊具があります。四季の自然の中で思いっきり遊び創造力を育てながら自然への畏敬の念を持ち、心豊かに育つことができます。キャンプ場として併用しているため夏の宿泊保育や卒園生のキャンプなどにも活用されています。(畏敬の念:すごいな〜。不思議だな〜。きれいだな〜。なんだろ。と感じる心)

又地域への子育て支援の一環として冒険遊び場プレイフォレストとしても開放し、毎月第二第四日曜日にプレイリーダーを常駐させています。プレイリーダーは群馬大学の学生に委託しています。

A園の西側の田んぼには田んぼビオトープがあります。池にはメダカをはじめ多様な種類の虫や植物が生息しています。これらのものを取ったり観察したりして自然への興味を高めると共に環境へのかかわり方を学びます。

Bオオムラサキ小屋を設け、園の周囲に生息している国蝶オオムラサキの調査、飼育を通してその生態に気づき自然の不思議さやすばらしさを感じ取ります。このことにより命の大切さに気づきます。

C園所有の畑にて野菜の植付けから収穫までを体験して土に触れる体験をします。

このように恵まれた自然の中で直接体験をしながら、感謝する気持ち、やってみようという意欲、工夫する知恵、危険に対する身のこなし、など「生きる力」を身につけていきます。

 

色々な人とのかかわり

 縦割りの異年齢集団の中で 

 年少児から年長児までが同じクラスで生活します。兄弟関係を重視したクラスでは遊びの継承やお互いの気持ちを大切にする姿が見られます。

・地域の人達と

警察官、消防士、医者、など地域でお世話になっている方々、明光園や元気の郷のお年寄、養護施設(地行園、鐘の鳴る丘の子ども達)、若葉養護高等学校の生徒、福祉作業所の人達と定期的に交わりを持ちます。色々な人達と接することにより、色々な仕事や立場の人がいることを学び、感謝の気持ちや思いやりの気持ちを持つことができます。

・ハンディーをもった人達と

幼稚園では心身にハンディーをもった人達と共に生活することを取り入れています。お互いに影響を受け成長が見られます。人の弱さを知り、我慢すること、やさしさや思いやり、そして分け隔てなく平等に人とかかわることを覚えます。

リトミック

 リズム感を育てることを大切にしています。ピアノに合わせ楽しんで身体を動かしながら自然とリズム感やフレーズ感、即時緒反応、表現力を身につけていく方法をとります。専門的な研修を受けた保育者が協力しながら子ども達に伝えていきます。2拍子3拍子4拍子をとりながら身体で覚えます。

預かり保育

預かり保育は保育終了後14:00より17:30までとします。

その他、長期休業日(夏休み、冬休み、春休み)は900から1700まで預かります。

 

病気について

下記の病症を法定伝染病と定め、出席停止になります。医療期間の治癒証明をもらってくることにより登園することができます。

    流行性耳下腺炎(おたふく)   その他園の判断により休園をお願いする病気

    麻疹(はしか)          ・手足口病      ・毛じらみ

    インフルエンザ          ・リンゴ病      ・熱など

    風疹               ・飛び火

    流行性結膜炎           ・溶連菌感染症

    水疱瘡              ・水いぼ     

 

保護者会活動

 母親方を中心として保護者会を設置し、子ども達のために様々なお手伝いをしていただきます。会の名称を木の葉会として本部役員を中心に各学年毎に代表委員を置きます。これらの役員は運動会や卒園式など大きな行事のときにお手伝いをしていただきます。

その他お母さんたちの自主的な5つのサークル活動があります。「出来る人が出来る時に出来る事を」をモットーにしたサークルです。サークルの中でお母さん同士の交流もでき友達作りの場、自己発揮の場となっています。また、機会ある毎に幼稚園にくることにより子ども達の日常の姿を見ることもできます。

園芸サークル:園の畑で野菜を作ったり、花を植えたりと野外での活動が中心です。

図書サークル:子どもへの定期的な本の貸出しや読み聞かせをしていただきます。学期に一回ほどお楽しみ会と称してお母さん達の発表会を子ども達の前でしていただきます。

クラフトサークル:いろいろな手作りの工作を楽しみます。ワイワイしゃべれながらやるのも楽しいです。

ベルマークサークル:商品についているベルマークの集計をしてもらいます。細かい仕事ですが大きな物を買うことができます。プルタブや、古切手なども集めます。

保護者会OB会 木の実レンジャー

2004年度より保護OB会が発足。「できる人が、できる事を、できる時に」をモットーとして楽しみながら園や保護者会の活動のお手伝いをしてくれます。いつまでも幼稚園につながっていることができます。

最後に

こうした3年間の保育の形態や流れの基本が聖書に基づいたものであり、教師一同祈りをもって準備し、反省しながら保育内容を組み立てます。